腰部脊柱管狭窄症
歩くとつらい、休むとまた歩ける。その変化を丁寧に確認します
買い物へ出かけても、少し歩くとお尻や足がしびれて立ち止まる。椅子に座ったり、前かがみで休んだりすると、また歩ける――。こうした症状は腰部脊柱管狭窄症でみられることがあります。ただし、似た症状を示す病気もあるため、歩ける距離や休み方まで含めて状態を整理することが大切です。

こんなお悩みありませんか?

駅やスーパーまで歩く途中で、足の痛みやしびれが出る
立ち止まるだけより、座る・前かがみになるほうが楽になる
立ち仕事を続けると、お尻からふくらはぎがつらくなる
自転車には乗れるのに、歩くと症状が出る
以前より歩ける距離が短くなり、足に力が入りにくい
ひとつでも当てはまる場合は、腰だけでなく、足の感覚や力の入り方、歩き方も確認します。
症状が出るまでの時間と、座る・前かがみになるなど、
どの姿勢で楽になるかをメモしておくと相談時に役立ちます。
腰部脊柱管狭窄症とは
腰の背骨には、神経が通る「脊柱管」という空間があります。加齢に伴う椎間板や関節、靱帯などの変化によってこの空間が狭くなり、神経が影響を受けると、お尻や足の痛み、しびれ、歩きにくさが現れることがあります。腰痛をほとんど感じない方もいます。
代表的なのが、歩くと症状が強まり、少し休むと再び歩ける「間欠性跛行」です。前かがみや座った姿勢で楽になりやすい一方、腰を反らす姿勢や長時間立つ場面ではつらくなることがあります。日本整形外科学会も、腰部脊柱管狭窄症の主な症状として、このような歩行時の変化を案内しています。
出典:日本整形外科学会『腰部脊柱管狭窄症』―症状・病気をしらべる
歩きにくさを腰だけの問題に しない
症状を避けて外出を控えると、歩く量が減り、太ももやお尻、体幹の筋力が落ちやすくなります。すると、近所への買い物や階段など、これまでできていた動作にも不安を感じることがあります。痛みやしびれの強さだけでなく、「どこまで歩けるか」「何分立てるか」を見る理由はここにあります。
また、股関節が伸びにくい、背中が硬い、歩幅が小さいといった特徴が重なると、歩行中に腰へ負担が偏ることがあります。BlueLine整骨院では腰だけを動かして確認するのではなく、立ち上がりや歩行のなかで股関節や足がどのように使われているかも見ていきます。
腰部脊柱管狭窄症の運動プログラムを調べた2024年のシステマティックレビュー(複数の研究を一定の基準で集め、結果をまとめて検討した研究)では、ストレッチ、筋力・体幹運動、自転車などの有酸素運動 が、良好な結果を示した介入に比較的多く含まれていました。運動は、症状が出る姿勢やその日の体力に合わせて内容を選びます。
出典:Comer C, et al. Clinical Rehabilitation. 2024;38(3):361-374. PMID: 37715644.
2021年に複数の研究をまとめた報告では、手技と指導のある運動を組み合わせた介入で、自分で行う運動や集団運動と比べ、短期間の歩行距離などに変化がみられたとされています。歩ける距離だけでなく、症状が出るまでの時間や翌日の疲れ方も確かめながら進めます。
出典:Ammendolia C, et al. Archives of Physical Medicine and Rehabilitation. 2021;102(11):2247-2260. PMID: 33933439.
BlueLine 整骨院で確認すること
まず、症状が出るまでの歩行時間、休むときの姿勢、腰痛の有無、左右差を伺います。足のしびれる範囲、つまずきやすさ、階段や自転車での変化も大切な情報です。
そのうえで、腰・股関節の動く範囲、足の筋力と感覚、立ち上がり、歩行、片脚立ちなどを確認します。『腰を反らしたとき』『右足に体重を乗せたとき』のように、症状が変わる動作を具体的に共有します。FMSなどの全身評価は、必要性を判断したうえで用います。
施術の考え方と進め方
確認した内容をもとに、腰・股関節・背中の動きを促す手技や運動、太もも・お尻・体幹の筋力練習、バランス練習を組み合わせていきます。歩く距離を一律に決めることはしません。症状が強くなる手前で休む方法や、休憩をはさみながら続ける方法を一緒に探します。
ご自宅では、椅子を使った運動や、無理なく続けられる範囲の歩行・自転車運動などをご案内します。施術後には歩き方や立ち上がりをもう一度確認し、変化があった点と次回までに気をつける点をご説明します。
当院は整形外科と提携した法人グループです。
問診や身体の状態から医師の診察が必要と考えられる場合は、整形外科への受診をご案内します。
BMK 整体による矯正
姿勢や身体の動きを確認し、関節や筋肉へ過度な負担をかけない範囲で調整します。
一律に強い刺激加えるのではなく、その日の状態に合わせて進めます。

モビライゼーション・ストレッチ
動きにくくなっている関節や筋肉をやさしく動かし、施術前後の動かしやすさを確認します。動かす範囲や伸ばす強さは、症状に合わせて調整します。

運動療法によるカラダづくり
症状が落ち着いてきた段階で、日常生活に必要な動作を保つための運動を取り入れます。ご自宅でも続けやすい内容をご案内しますので、できる動作を少しずつ増やしていきましょう。

次の症状があるときは、医療機関へご案内する場合があ ります
下記のような症状の場合は、当院での施術に先立って医療機関への受診をご案内する場合があります。
• 尿が出にくい、尿や便が漏れるなどの変化がある
• 両足のしびれが急に強くなった、足に力が入りにくくなった
• 急に歩きにくくなった、転倒を繰り返す、足の力が落ちてきた
• 安静にしていても強く痛む、発熱を伴う
• 痛みやしびれ、歩きにくさが短期間で明らかに強くなっている
歩くことに不安がある方へ
腰部脊柱管狭窄症では、痛みの点数だけでなく、歩ける距離や外出後の疲れ方も日々の過ごしやすさに関わります。BlueLine整骨院では、現在できる動きを確認しながら、買い物や散歩など、ご本人が続けたい活動に合わせて施術と運動を進めます。
